2016年09月06日

オフの決断@ 〜KDの決断・私の気持ち〜


お久しぶりです。
OKCからYOKOです。

この夏は、本当に色々ありましたね。

サンダーファンにとってはすっかりお馴染みの、あのジェットコースターのような感情の揺れを、なぜかシーズンを終えてまで味わうことになるとは…

昨シーズンの途中からブログ休止状態になり、昨シーズンの振り返りすらしていないのに、ドラマがあり過ぎて気持ちの整理がなかなかつかなかった、このオフ。

そろそろ、私なりに書いておこうと思います。

現地ならではということで、ここOKCにいて感じる地元ファンの気持ちを交えて伝えたいと思うのですが、移住してから2シーズン、チェサピークアリーナに通い詰めてサンダーを身近に感じ過ぎてる私の想いが、ちょっと余計に入る可能性大です(苦笑)。



まずは、避けては通れない、あの日のことから。

祈るような気持ちで待った、2016年7月4日。

KDの決断。

KD_IndependenceDay.jpg

ご存知の通り、7月4日はアメリカの独立記念日で、アメリカ人にとっては祝祭の日。星条旗があちこちではためく。家族で地元のパレードを見に行き、BBQをしてビールを飲んで、夜には盛大な花火を見る。飲めや歌えやのお祝いの日。

KDがその日に決断を発表すると聞いた時には、わざわざこの日を選んでOKCにとってツラいニュースを発表するはずがないと思った。その前から、ここまでの流れを考えてもKDがサンダーを離れる理由がないと思っていた。そんな中、誰かがTwitterで言っていた。『独立記念日がKDのサンダーからの独立記念日になったりして』… そんなことはない、そんなことになったら笑い事じゃない、と思っていた。

そして、本当に笑えなくなった。

よりによって、毎年祝うはずの独立記念日に、彼は私たちが一番聞きたくない発表をした。よりによって、サンダーがWCFで惜敗したウォリアーズに行くと発表した。午前に発表されたその決断によって、独立記念日は一番ツラい日になり、その日一日が台無しになったのは言うまでもない。

答えの出ない疑問が頭の中でぐるぐるした。その発表からずっと、私がずっと考えていたこと。

なぜ…?

KDがいなくなるなんて想定外だった。残ると信じていた。せめてあと1年は確実に。そして、その1年でサンダーは強くなるはずだった。ここ1年、KDの日頃の言動も残留を示唆していたし、ギリギリまでOKCで家を買う交渉をしていたのに。

なぜ…?

プレスティGMは、この時のためにここまでずっと頑張ってきたのに。KDの契約更新に向けてプランを立ててきたのに。それをKDも知っていたはずなのに。

なぜ…



サンダーの顔だったKD
オクラホマの顔だったKD
オクラホマの希望だったKD

あの日の、あの決断を知った時の、オクラホマ民のショックは計り知れない。

オクラホマの人は、心の奥で思っていたはず。

『KDが残らなきゃ、他に誰がここに残ってくれる?何もないこの小さな街に、周りから、なんでオクラホマ?と言われるような場所に、KD以外の誰が残ってくれるだろう?KDなら、あの謙虚で心優しい、純朴なKDなら、オクラホマを愛してくれ、ここをホームだと言ってくれるKDなら、もしかしたら、このままずっとフランチャイズプレイヤーでいてくれるかもしれない。』

そう思っていた、そう期待していた、KDがいなくなった。

この衝撃の大きさがわかるだろうか。

『もう誰も、ここに残ってくれる人はいないかもしれない。あのKDですら出て行ってしまった。一体誰がここにいたいと言ってくれるだろう…。』

この絶望の深さがわかるだろうか。

KDがいなくなっただけじゃない。オクラホマの顔が、オクラホマの希望が、私たちに背を向け、その瞬間、オクラホマの希望の光が消えたのだ。

2016年7月4日、その日からオクラホマは闇に包まれた。

私のオクラホマ在住歴はサンダーの歴史より浅い。それでもチェサピークアリーナに通い詰め、サンダーとコミュニティとの関わりやサンダーカルチャーをブログで伝えながら、サンダー密度の濃い2年を過ごしてきた私は、すっかりサンダーを愛するオクラホマ民になっていた。

その日から私の毎日もどんよりと暗雲が立ち込めている状態だった。

期待していただけにショックが大き過ぎ、簡単に乗り越えられるダメージではなかった。KDの写真を見ると声が出て目を閉じてしまう。今でもKDの顔写真やニュースを見ると拒絶反応があるのは否めない。普通なら、サンダーを去る選手にTwitterなのでお別れの言葉を贈ったりするのに、KDには未だありがとうすら言えていない。彼が、オクラホマやサンダーにこれまでしてくれたことは素晴らしいと思うし、感謝もしている。いつか心の整理がついたら、お礼を伝えたいと思う。

でも、あの日のことはきっと当分忘れられない。
あの日、オクラホマの心を深く深く傷つけたことは。


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